内科

高尿酸血症(痛風)

尿酸値9.0mg以上は症状がなくても治療が必要で、日本のガイドラインでは8.0~8.9mgで、高血圧・脂質異常・糖尿病・狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患・メタボリックシンドロームなどの合併症があれば薬物治療を開始することが推奨されています。

高尿酸血症の治療薬には尿酸の排泄を促す薬と尿酸の生成を抑制する薬があり、前者は尿路結石の発生に中止が必要で、尿のアルカリ化薬を併用することが多いです。フェブキソスタット(フェブリク)は腎臓の悪い患者さんでも投与可能で、高尿酸血症の病型にとらわれず使用できる可能性があります。

日本のガイドラインでは、治療によって起こる可能性のある痛風発作を防ぐため、薬の少量投与から開始し3~6か月かけて徐々に増やし、尿酸値を6mg以下にすることが推奨されています。